ボトルネックを解消して生産性アップ!外資系コンサルが教える時短術

  • 生産性を上げて、仕事を速く終わらせたい。
  • 仕事以外の自分の時間が欲しい。
  • もっとたくさんのプロジェクトに関わりたい。
  • インプットの時間を確保したい。
  • 家族と過ごす時間を増やしたい。

理由は様々でも、「できるだけ短時間で高い生産性を発揮したい」という方にオススメの本が、「1時間の仕事を15分で終わらせる 最速で稼ぐ外資系コンサルの時短術」です。

著者の清水久三子さんが15年勤めた外資系コンサルティングファームで働きながら得た経験をもとに、仕事の生産性を上げるシンプルで強力なメソッドが紹介されています。

読んですぐ実践できる即効性の高いノウハウをまとめた本書は、仕事に追われない自由な時間を作り、自分で自分の人生を設計していく武器となる時短術が書かれています。

仕事を速く終わらせることで、「他にどんなことがしたいのか、どんな自分になりたいのかをイメージしながら読み進める」ことが著者のオススメです。

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仕事を遅くするボトルネックを探す

「ボトルネック」とはビンの首の細い部分のことですが、ビジネスにおいても同様に「全体の効率を落として流れを遅くしてしまう要因」のことを指しています。

ボトルネックが自分の仕事のどこに潜んでいるのかを突き止めて解消することがこの本で紹介している仕事のスピードを上げるシンプルかつ強力な方法です。

まず、仕事の大きな手順として、「IPO」という考え方を紹介しています。

  • インプット(Input:入力)
  • プロセス(Process:処理)
  • アウトプット(Output:出力)

この3つの手順に

  • コンディション(Condition:体調)

を付け加えた中から、仕事のボトルネックを見つけ出します。

著書ではこの4つの項目それぞれのチェックリストが提示され、自分の仕事のどこにボトルネックが隠れているのか、自分の生産性にブレーキをかけているボトルネックがどの辺りに多いのかを把握できるようになっています。

仕事が速くなる4つの力

ボトルネックを解消するために必要なのは、「選択力」「処理力」「突破力」「持久力」の4つの力だといいます。

この4つの力が「IPO+コンディション」それぞれで生じるボトルネックにどのように作用するのでしょうか。

本書では、それぞれに具体的なノウハウが紹介されています。次項以降、その一部をご紹介いたします。

選択力

選択力とは、「不要なモノやタスクを捨て、残った重要なものにだけエネルギーを集中させる力」だといいます。

「やるべきことがグチャグチャ」「モノが散らかって、肝心なモノが見つからない」といったインプットのボトルネックに対して、「仕事の断捨離をする」「空間と情報を整理する」といった対策を講じます。

まず、コンサルタントが業務改善プロジェクトで用いる「4C」、「Cut(やめる)」「Convert(移す)」「Combine(集める)」「Create(つくり出す)」という考え方で仕事のムダを見極め、自分がやるべきことを整理します。

「何のために?」と繰り返し問うことで、やるべきかどうかを判断します。

やること/やらないことが整理できたら、必要な資料やデータを瞬時に選び取れる環境を整えます。それが、空間だけでなく思考も整理され、仕事のスピードアップにつながるということです。

処理力

処理力とは、「時間・習慣・思考、を整えることで、やるべきことをより速く、効果的に処理する力」と述べています。

「スケジュールがあやふやで、なんでもやろうとする」「後回しにする、スタートが遅い」「ゼロから考えようとする」といったプロセスのボトルネックに対して、まず必要なのは「スケジューリング」次に「習慣」、そして「考える型」を身につけることだといいます。

「空雨傘で、仮説を深める」という思考を深める型では、「空を見たら雨雲が多く(事実)、雨が降ってきそうだから(気づき)、傘を持って行こう(結論)」という思考の流れを用いて解釈を深めることで、より説得力の高い結論になると述べています。

突破力

突破力とは、「相手の期待に応えて、最短でYESを引き出す力」だといいます。

「企画内容はいいのに、周りが協力的でない」「提案が伝わらない」といったアウトプットでのボトルネックに対して、「利害関係者の影響力と姿勢を押さえる」「アウトカム(アウトプットのもたらす効果)を伝える」といった手法を用います。

「利害関係者を把握するとっておきのツール」では、関係者を「影響力」「姿勢」の2軸でマッピングして見える化し、プロジェクトの実行を最速で進められるようにするというものです。

持久力

持久力とは、「高い生産性を発揮する土台となるメンタルや体力を維持する力」だといいます。

「不安があって集中できない」「やる気の高低差が激しい」「疲れを感じている」といったコンディションのボトルネックに対して、「リスクを見極め、先手を打つ」「モチベーションに頼らない工夫を凝らす」「自分のリラックス法を持つ」といった対策の具体例を提示しています。

ハイパフォーマーと呼ばれる人ほど、コンディションにはこだわりがあるといいます。

不安を取り去る方法として紹介されているのが、リスクマネジメントの考え方を使った手法です。「心配事のタネを織り込むことで最小化させる」ことで不安感をぬぐい、仕事のスピードを早め、さらには安心が質の良い睡眠にも繋がります。

本書には外資系コンサルの現場で培った、様々な業務改善やリスクマネジメントの手法や著者が実践している時短術など、読んですぐに取り組めるような具体的なノウハウが詰まっています。

生産性を上げて、最速で稼ぎたい。

著者の15年分のノウハウを、本1冊で取り入れてみてはいかがでしょうか?

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