【説明がヘタな人は必見】上手な説明のヒミツは型にある!!

  • 「何を言っているのかわけが分からない」
  • 「説明が分かりづらい」
  • 「それで何が言いたいの?」

という経験をしたことがある方に、オススメの方法がありました。

それは、「わかりやすい説明の型」に当てはめて話すことです。

「難しい」と言われる原因は、あなたと相手のギャップにあったのです。

今回紹介する『東大院生が開発!頭のいい説明は型で決まる』(著 犬塚 壮志,PHP研究所)では、いわゆる「頭の良い説明」と言われる「分かりやすい説明の仕方」について分析して型(パターン)にすることで、誰でも「分かりやすい説明」ができる方法について紹介しています。

「説明の方法」について書かれた本だけであって、分かりやすい説明で書かれていました。

(「東大院生が開発!頭のいい説明は型で決まる」読書メモ)

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あなたの説明が分かってもらえない3つの理由

相手が聞く態勢を取れていない

どんなに分かりやすい説明を用意したとしても相手が振り向いていなければ始まりません。

話す内容よりも手前の相手とのコミュニケーションや、相手の状況などを考えるところから始めます。

そもそも自分自身が内容をよく理解していない

フワッとした状態で説明しても、もちろん相手には伝わりません。

自分が深く理解しているからこそ、相手にしっかりわからせることができるのです。

相手に理解してもらいたい深さよりも、自分自身はもっと深く理解しておくことで「分かってもらえる説明」ができます。

相手の持っている知識を自分が把握していない

「説明をすることで相手に理解してもらう」というのは、相手がすでに持っている知識と新たに使いする知識(情報)をつなぎ合わせるということです。

そのため、自分の知識と相手の知識の共通の知識(情報)がない状態では、分かりやすい説明にはなりません。

相手の持っているの知識を自分が知らないと、自分の説明は相手には分かってもらえないのです。

「分かりやすい説明」の7つの型

興味をひく

人がもつ「欲」と「恐怖」を刺激することで、相手に興味をひかせることができます。

  • 聞き手の欲に、それ以上の欲に被せる。
  • 相手に起こりうるリスクを冒頭で伝える。

説明の前に、相手の「欲」と「恐怖」を考える癖をつけることで、相手に興味をひかせる説明をしやすくなります。

聞き手の持っている知識や認識にアクセスする

伝える新情報に繋げるための知識が相手の頭の中にある必要があります。

そのために…

  1. 相手の知識や理解度のレベルを知る
  2. 相手のレベルと到達ラインのギャップを見積もる
  3. ギャップを埋める説明をする

と3つのステップにより、分かりやすい説明をしやすくなります。

目的を示す

目的と意義を相手に知ってもらうことで、その行動の理解度が深まります。

何のためにする説明なのか、その動機づけを上手くすることで相手の聞く姿勢がさらに前のめりになってくれるのです。

大枠を見せる

理解してもらいたいことの「領域」を明確にすることで、全体を俯瞰させます。

そうすることで、理解への道筋が見え、スピードが上がります。

繋げる

因果関係、メカニズムや周辺知識を合わせることで、聞き手により深い理解を与えることが出来ます。

語源や原義、社会情勢等の歴史的背景を合せることはただのウンチク語りではなく、相手の理解の助けになるのです。

また、これは自分が新しいことを理解するのにの使えることで、語源や原義を明確にする癖をつけることで勉強している内容が頭に入ってきやすくなります。

具体化、事例、証拠を示す

抽象度の高い法則やルールなどの漠然として内容を相手の頭の中に、映像が浮かぶくらいイメージさせます。

演繹法で予測した結論と、実際に起こった現実の結果が合致することを「相手が確認する」と、抽象的な法則やルールを相手がより一層深く理解できるのです。

転移

すでに身に付けた知識や考えた方を、他のシチュエーションでも使える再現性や汎用性を持たせます。

つまり、相手の持っている知識を抽象化して、別の場面で具体的に適用することで、少ない説明でより多くのことを理解するのです。

「説明がわかりやすい人」がやっている3つのテクニック

バックワード・デザイン

相手に理解してもらった結果、相手がどういう能力を身につけた状態がベストか逆算して説明のプロセスを考えている。

メンタルバリアブレイク

相手が否定する言葉を極力使わない、または言い換えることで相手が身構えることなく「説明を聞く態勢」を取り続けます。

比喩

類似した例や形容を用いて表現することで、相手の中にある知識と新しい知識(情報)とのすり合わせを行っています。


本書では、より詳しい解説や「よりわかりやすい説明をするための質問方法」などが分かりやすく説明されています。

説明の仕方に自信がない方や普段「説明が分かりづらい」と言われる方は、ぜひ本書を手にとってもみてください。

必ず力になってくれます。

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