- 人前だと上がってしまって言いたいことを言えない。
- 会話が苦手で営業成績が悪くて困っている。
- 話すことに苦手意識を持っていて、何とかしたいと思っている。
そんな口下手な人にこそ「文章で伝える」ことをオススメします。
対面ではないため、即答する必要がなく、焦る機会も少ないからです。
「相手の言うことに合わせたスピーディなやりとり」や「相手の顔色を伺う」ということもありません。
「文章で伝える」と聞くと、次のように考える方がいます。
- 「きれいな文章」を書かないといけない
- 「かっこいい言い回し」が必要
- 「小説家のような叙述的な文章」を書けないといけない
すべて不要です。
文章の目的は、「人に行動をしてもらうこと」です。
この目的さえ達成できれば、書くのは簡単な文章で構いません。
今回は「誰もができるようになる人を動かす文章の書き方」についてご紹介します。
良い文章は今すぐ人に行動させる
「心が動かされる」とはよく言われますが、その時に私たちの心の中で起きているのは「イメージ」です。
私たちは文章を読んだ時、文章に散りばめられた言葉に反応して、頭の中のイメージを膨らませ、対象について想像します。
「相手の想像力を使う」ということです。
この「イメージが行動のための原動力になる」と述べているのがメンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」になります。
文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書くのです。
引用:kindle版p.44「まえがき」より
口下手な人こそライティングを学ぶべき5つ理由
「それでも、文章よりも会話の方が力があるのは?」と考える方もいます。
たしかに会話のほうが良い状況もあるでしょう。
それでも会話のもつ力を遥かに超える力が文章にはあります。
それは、口下手な人が文章(ライティング)を身につけることで、苦手を克服できるほどです。
再現性が高い
セールスのうまいセールスマンがいたとして、同じレベルのトップセールスマンを100人育てるのは難しいです。
ところが、トップセールスマンが有効に活用している「セールスレター」のコツなら、すぐ全員で共有することができます。
営業に比べると、ライティングにはわかりやすい型があるのです。
一度書くと半永久的に働いてくれる
対面する必要がある営業と違い、文章は一度書いてしまえば自分が寝ている間でも24時間代わりに営業をし続けてくれます。
そして、時間だけはありません。
1対1で対面する営業と違い、文章はコピーできるので自分の分身を何人も作って代わりに営業し続けてくれるのです。
対面の営業に比べ、文章なら時間と場所の制限を受けづらいのです。
話すことが苦手な営業マンがセールスライティングを身に着けたことで営業成績1位になっています。
文章なら書き手のイメージコントロールをしやすい
文章と比べると会話にはデメリットがあります。
それは、自分のビジュアル(資格情報、つまり顔や身だしなみなど)、声のトーン、言葉の使い方など、すべて同時に気を配る必要があるということです。
その一方で、文章は書き手によるイメージコントロールが容易にできます。
文章であれば気を配るのは”文字”のみ。
文字以外の情報はカットされるので、イメージを操作しやすいというわけです。
容姿に気にする必要もなく、書く技術さえあれば、素敵なラブレターで相手の心を動かすことも可能になります。
見直すことで言いたいことを「やり直し」ができる
会話はライブ(生)で、やり直しはできません。
自分の話したことは、録音でもしない限り再確認できません。
文章なら、後から確認と検証ができるので会話のように「なんとなくうまく話せた」「なぜか伝わらなかった」となりづらいです。
結果を確認して検証できる
過去の会話を再現することはできませんが、文章ならば何度も読むことができますし、相手にも何度も読ませることができます。
表現、構成、長さ、説得力、こういったものを文章では見直すことができるので、読んだ相手の反応を見て、文章を改善することが可能なのです。
文章の力で人に行動してもらう
文章の力で、読み手の心を動かすことができます。
読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導する文章。
メンタリストのDaiGoさんのもっとも得意とする分野のメンタリスト文章術。
DaiGoさんいわく「ただ書くものでも、読まれるだけのものでもなく、読み手を行動へと導いてこそ、初めて価値がある」ということです。
美しい文章を書くコツは書かれていませんが、相手に読まれる文章、相手の心を動かす言葉選び、相手を行動に導くための技術についてふんだんに盛り込まれたのが「人を操る禁断の文章術」です。
いかに相手の興味を探り、心に刺さる言葉を投げかけることができるか。
あなたは、文章の力で、誰にどんな行動をとってもらいたいですか?