ラグビーの五郎丸選手のルーティンを作った方でもあるメンタルコーチが説くのは「良い習慣は脳の構造を変える」ということ。
今回紹介する「自分を変える習慣力」(著 三浦将,クロスメディア・パブリッシング)は、「良い習慣」を習慣づけるための「習慣化」について書かれています。
今の難しい状況を根本から打破するきっかけが、たった1つの習慣を始めることによって可能になるとしたら? そして、そのたった1つの習慣が身につくことで、ポジティブな連鎖を次々に引き起こし、自分の人生を変えていくことが可能になるとしたら?
引用:p12「良い習慣を1つ始めると、悪い習慣すべてが変わる」より
スイッチとなる習慣を見つけることで、人生が変わる
著者が本書で伝えたいメッセージは3つ。
- スイッチとなる習慣を1つ見つけて、それを習慣化することで人生が変わる。
- 潜在意識の特性を理解し、セルフコーチングを応用すれば、習慣を身につけるのに固い意思は必要ない。
- 良い習慣を身につけることで、脳の力までもが向上していく。
習慣が身につくことの影響
オーストラリアのミーガン・オーテンとケン・チャンの研究によると「たった一つの良い習慣を身につけることで、意志の力や自制の力の向上の見られた」という報告があがっています。
これは、たった一つの良い習慣を身につけることで、生活を向上させるための他の良い習慣が連鎖するように身についていくということに繋がります。
小さなアクションを起こし続ける
小さなアクションを起こし、起こし続けることが、やがて大きな変化をもたらすことになる。そして、良い習慣は簡単に身につくというにが著者の主張です。
そのカギとして、潜在意識についての理解と、メンタルコーチングのプロセスにあるといいます。
良い習慣化は脳の構造を変える
人脳の良い習慣が身につくと、脳自体の構造が変わるといいます。
脳自体が変わることで、他の行動パターンの書き換えも行われるので、良い連鎖反応が次々に起こるということです。
つまり、習慣化することで脳機能までもが向上していくのです。
以降の章では、「習慣化するための4つのステップ」「潜在意識の身につけ方」「スイッチとなる習慣の見つけ方(ワークあり)」「仕事・生活習慣の磨き方」「人生を根本から変える習慣」について述べられています。
今では4〜5時頃に起きる私ですが、以前は朝起きるのがツライ人でした。
この本を読んでから「習慣付け」を意識するようになっています。
「どうにして変わりたい思っているが、どうしたらいいかわからない」という方はぜひ試してみてください。
自分を変えるために習慣化したいことがある方は、こちらの習慣化応援メディア「ハビッツ!」さんもオススメです!